Javaは広く使われているプログラミング言語であり、その汎用性と柔軟性から多くのプログラマに支持されています。
このJava入門では、初心者がJavaの世界に足を踏み入れ、基本的な概念から応用的なスキルまでを身につけるための手順を提供します。
目次:
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Javaとは?
Javaの歴史と特徴
Javaは、サン・マイクロシステムズ(Sun Microsystems)によって開発され、1995年に初めてリリースされました。
その後、サン・マイクロシステムズはオラクルに買収され、Javaの開発とサポートはオラクルに引き継がれました。
以下に、Javaの歴史と特徴について詳しく説明します。
初期の開発 (1991-1995)
James Gosling、Mike Sheridan、Patrick Naughtonらが「Green Project」として知られるプロジェクトで、組み込みシステム向けに使えるプログラミング言語を開発。
最初はC++のような言語だったが、異なる要件に適した新しい言語の開発へと進化。
1995年5月23日、サン・マイクロシステムズがJavaを正式に発表。
「Write Once, Run Anywhere(一度書いてどこでも実行)」というコンセプトのもと、プラットフォームに依存せず動作することが強調される。
Javaの拡大 (1996-2006)
Java 1.0がリリースされ、急速に広まり始める。
Java 2(J2SE 1.2)では、新しい機能やAPIが導入され、Swing GUIライブラリなどが加わる。
オープンソース化 (2006以降)
2006年、サン・マイクロシステムズがJavaをオープンソース化。これにより、Javaのソースコードが一般に利用可能になり、開発者が貢献できるようになった。
2010年、オラクルがサン・マイクロシステムズを買収。Javaの管理と開発がオラクルに引き継がれる。
プラットフォームの独立性
仮想マシン
Javaは仮想マシンJVM(Java Virtual Machine)を介して動作し、プラットフォームに依存しない。
一度コードを書けば、異なるプラットフォーム上で実行可能。
オブジェクト指向プログラミング (OOP)
Javaは厳密なオブジェクト指向プログラミング言語であり、クラスとオブジェクトの概念を中心に設計されている。
カプセル化、継承、ポリモーフィズムといったOOPの原則をサポート。
ガーベージコレクション
ガーベージコレクションを備えており、プログラマが手動でメモリ管理を行う必要がない。
メモリリークや不正なメモリアクセスのリスクを低減。
豊富な標準ライブラリ
Javaには豊富な標準ライブラリが組み込まれており、データ構造、ネットワーク処理、入出力などの機能を提供。
開発者がこれらのライブラリを使用することで、効率的なアプリケーション開発が可能。
セキュリティ機能
Javaはセキュリティを重視しており、アプリケーションの実行環境でのセキュリティを確保する仕組みを提供。
アプレットといったセキュリティリスクの高い要素に対しても対策が施されている。